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2007年01月16日

帳開き

DSC05970.JPG

なんだか突然、怪しい日本画が(笑)日記に紹介されてビックリされた方もいらっしゃると思いますが
今年は少し高尚に?、当店の歴史と文化(笑)のことも紹介していきたいと思います。

もちろん年末にかけてはたくさんのリフォームをさせていただきましたので紹介したいリフォーム例もたくさんあるのですが、なかなか写真の整理ができずに今に至っています。またボチボチ紹介させていただきますね。

1月11日は当店では「帳開き」と言って、自宅の床の間に写真で紹介している日本画の掛け軸が掛かります。
その年の商売が始まる、帳面を開いて最初に仕事を始める日という意味のようで、今年も良い商いができますようにと願いをかける日です。

この掛け軸に描かれているのは七福神の絵です。真ん中の子どもは私の曾祖父、右側でかんざしを作っているのは曾祖父の父です。おそらく江戸末期~明治初期の頃に書かれたもので、当時の広瀬藩の絵師の堀江友声という人の弟子だった鶴声という大社に住む絵師に画中の曾祖父の父が頼んで描いてもらったものだと聞いています。
七福神に囲まれてまた新しく年を迎えた時に商売の繁栄を願って1月11日に床の間に掛けるようになったようです。本当にお目出度い絵ですよね。

この掛け軸からわかるように当店は江戸末期には飾り職人としてかんざしやキセルを作っていたようです。これは明治生まれの私の祖父から子どものころ聞いた話なのでかなり確かなことだと思います。
時代は移り変わり、着物から洋服の時代になり祖父が飾り職人の仕事に見切りをつけて大正から昭和にかけて時計職人となり加田時計店を興し、またその孫の私が作るものは違うのですが、画中の髷を結った曾祖父の父と同じように、スリ板に向かってヤスリを右手に持ち宝飾品の制作をしているというわけです。

この掛け軸を見ながら、おかげさまで今、この仕事をさせてもらえることが嬉しく、幸せに感じる私です。
「さあ!また一生懸命お客さまに喜んでいただける仕事をしなくちゃ!!!」

投稿者 kada : 2007年01月16日 19:16

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